詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
矢車菊
海想ふ船のごとくに琴置かば鞆をたづねし春を奏でむ
22
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詠み人知らず
荒風に細身なれど負けず嫌ひ 岩盤うがつドリルだ 私
10
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灰色猫
人類が絶滅しても鎮魂をさえずる鳥などいないのだろう
24
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聴雨
人生のほんの一瞬ズレました九分おくれの電車に乗つて
11
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煩悩
ひぐらしの羽根をたくさん集めては詰めこんでいくランドセル水色
10
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藍子
青柳のそよぐ姿の静けさに喜怒哀楽も隠してみたし
16
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横井 信
なぜここを歩いているかわからずに空を見上げる夢を見ていた
18
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灰色猫
凶暴な子猫のままで生きてゆく麦茶のパック破るくらいの
18
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秋日好
ヴィオロンの音さえ逆撫でする夜は何かに熱中しないと危ない
17
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詠み人知らず
飴細工つやめく如く繁り初む 夏には猛り狂へど 草の葉
9
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
31
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只野ハル
春らしい歌は詠めねどハルらしいズレた歌なら詠めると思えど
11
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千映
横断の白線くっきり描き変えてみちのく春が本番となる
8
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詠み人知らず
暖かな陽射しのなかで朽ちて行く きみを眠らす春の花束
6
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洩矢転石
なにげない会話をちょっと切り取ったような短歌をぼくは詠みたい
7
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洩矢転石
まっている桜吹雪の真ん中でぼくは今でもただまっている
4
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詠み人知らず
春陽うらら 霞うつつに架からねど見はるかす物ふと朧なり
11
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灰色猫
僕じゃない誰かのために咲いている君の桜を密かに手折る
29
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灰色猫
秘めやかに息を殺して夜桜は月のあかりに妖しくひかり
19
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詠み人知らず
冬の岩戸こじ開けむとや 力瘤ならぬ娘ら素脚まばゆき
6
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