詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
きらきらと散らばつてゆくお彈きの光り吾が目に清涼な時
4
もっと見る
横井 信
早朝の雨で始まる月曜日 見上げれば雲 うつむけば花
11
もっと見る
KEN
ぽつぽつとさみだれに増す街の燈に火の神生みし伊邪那美重ね
8
もっと見る
詠み人知らず
山道の野いちごの赤 透明な翠雨に染まる 青葉色の日
8
もっと見る
詠み人知らず
傾けたコーラの缶で手が濡れる踏切越しに夏が見えてる
9
もっと見る
Chico
かたち脱ぎ捨てゆくものの滿ち滿ちて 春も着ぐるみ 僕も着ぐるみ
19
もっと見る
Chico
曾祖母の遺しし和箪笥のそつと押し返さるる引き出しのこと
16
もっと見る
詠み人知らず
軒先に出された急須を気に入って 古道具屋の門扉をとんとん
4
もっと見る
恣翁
青芒 引き止めむと 我が袖に絡めや 霧に踏み惑ひぬる
19
もっと見る
秋日好
へたくそなカルボナーラを平らげて元気が出たと夫が笑う
16
もっと見る
KEN
夜籠りの雨に紛れて音のほのか落ちる黄梅の夢を弔ひ
12
もっと見る
聴雨
追熟を終へし梅の実手に取りて桃の実めいた香をきく夕
6
もっと見る
詠み人知らず
ただいまと この繋がりに 降り立つ夜 時を経てまた 新たに詠う
8
もっと見る
詠み人知らず
一人じゃない 孤独じゃないよという癖に わたしの傍には誰がいるのよ
7
もっと見る
横井 信
灰色の重く垂れ込む梅雨空に蝶は2匹で緩やかに舞う
9
もっと見る
詠み人知らず
約束も秘密も全て 捨て去って わたしがわたしを 捨ててしまって
8
もっと見る
千野鶴子
宵闇に響く歌声はまるで矢だ明日へ文を届けるための
6
もっと見る
滝川昌之
表裏 足していくつと母が問う 教えてくれたサイコロキャラメル
22
もっと見る
へし切
昔から 便りないのは良い知らせ Line が語る無言の既読
19
もっと見る
千映
いつの間にか鰹のたたきが吾の得意料理の一つに数えられ
8
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[171]