詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
朔夜
泣きますとラインしてから泣いている泣き顔なんぞ思い描けぬ
6
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灰色猫
ぽち袋いくらが妥当か検討す毎年諭吉の祖父思い出す
12
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水月
なくす恋部屋に散らばる枯れ花を抱きしめ涙それが如くに・・・
13
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横井 信
出かけよう 見つけた言葉 書くための 新たな手帳 鞄に入れて
17
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夢士
子ら去りて一人炬燵で年賀状うつらうつらと青春の時
14
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吉野 鮎
無言坂上り下りをすれ違ふ袖ふれあへば身は口ほどを
11
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吉野 鮎
ため息を集めて夜明け鳥たちの睦む囀りひかりにまろぶ
15
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吉野 鮎
春きざす淡きひかりを掌に掬ふきみ遺しをく哀しみの雫
13
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吉野 鮎
をさな子のやわき温みを胸に抱き鼓動合はせて夢の虹橋
14
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吉野 鮎
添ひてくるやわき温みの匂ひたつ眠れる幼の鼓動のたしかさ
16
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近江の人
凛とした八十の兄の言う「お母ちゃん」涙腺緩む私も緩む
6
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滝川昌之
松とれた門に置かれて回収を待つ家々(それぞれ)の太箸の跡
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石川順一
クレマチス奥が深いと思ひけりきれいな花を咲かせてやりたい
12
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石川順一
縄跳びの二重飛びかなブランコの二人が去りても飛び続けたり
12
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へし切
冬ざれの野辺に水仙咲き匂ふこほる青葉に命をもらい
20
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横井 信
雨が降る 会社の初日 さあ行こう 何かを少し 忘れてないか
15
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千映
そろそろと履かない履けない靴処分少し寂しい靴との別れ
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灰色猫
月の夜の朱雀門にて博雅は妖しき笛の音色に酔いて
15
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灰色猫
運命も知らないままに雛鳥は白い産毛のつばさ繕い
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灰色猫
女神などなれないままに生きてゆく硝子細工の翼も折れて
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