詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
梅雨入りや庭で見かけた三毛猫が雨に濡れつつてくてく歩く
4
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横井 信
傘を打つ雨のリズムに包まれて列車の音はそっと近づく
20
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石川順一
アヤメ咲く時間単位で変化する花瓶の花も変化続けて
19
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是瓜
曇天と 灰色の屋根 街は煤けて せめて雨でもと仰ぐれば白
3
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河のほとり
ほととぎす昔の夏の声ぞするもの思ふ夜はのおなじ軒端に
12
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KEN
山霧の濁りに映えて糊空木一朶の白さ時越えてなお
10
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び わ
いそいそと今日も家内は忙しく洗濯したり食器を洗い
6
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河のほとり
ほととぎす何の心にかかるとてたださみだれの雲に鳴くらむ
22
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千映
焦っても事の進まぬ情けなさ老いをちょっぴり受け入れるかな
11
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赤石仙人
白球を追つたコートは今はなく木立の影に往時を偲ぶ
5
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詠み人知らず
白兎二圓切手を拔け出して里へと歸る童話が慾しい
5
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へし切
あぢさゐの四葩の花に露おけばなほ色まさる梅雨入りの頃
28
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赤石仙人
青空にバンドの音色盡きる時天に轟くバンカラの聲
4
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詠み人知らず
靴下を何度か使ひ廻したよそろそろ洗濯、もう梅雨入りか
4
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聴雨
遠州も栗花落との灯の点り来て窓を見やれば蜘蛛の営み
7
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聴雨
ほととぎす起筆に和して啼き響み行方晦ます終筆のあと
9
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藍子
カナリアも言葉を忘れた歌詠みの力になれず身をすくませる
23
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恣翁
青紫蘇の葉を茹でつがに ぐったりと濡らし 止まずて 栗花落ならしも
12
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聴雨
父ふたたび病の淵より這ひ上がるその眼差しに光捉へて
21
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煩悩
バイオリンをバナナのごとく飾りたる楽器店で求めしフェルナンブコの弓
7
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