詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
幸子
漆黒の宇宙に星くずちりばめしワンピース揺れ君の時流る
14
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灰色猫
朝焼けに背中を押され歩みだすこれから何が成せるだろうか
32
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へし切
ほととぎす来鳴く宵居に照る月の影もほのかに浮かぶ顔
22
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聴雨
東雲の窓辺に置きし梅ビンのこほり砂糖のしづく光りて
13
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聴雨
夜もすがら恋なき渡る時鳥そを余所に聞き梅のへた取る
13
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KEN
うたかたの命を絞る璢璃の蝶その羽を包む花も儚く
17
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石川順一
旅戻り左の肩甲骨辺り忍び込まれた鈍き痛みよ
16
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横井 信
暖かなお湯の浮力に包まれてゆっくり溶けるこころの氷
19
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横井 信
道示し父の背中は柔らかく静かに本を手渡してゆく
15
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恣翁
君の居ぬ今宵の蚊遣り 取り分けて 眼に 煙泌みにけるかも
23
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深谷真雪
胸の内まもる微かなともし火の消えそうにか細き今日を生く
8
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へし切
子ら巣立ち がらんと 広き我が家かな 彼方此方のこる思い出の跡
23
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滝川昌之
持ち上げて挨拶になる礼になる雨の季節の傘の会釈は
26
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ななかまど
青田みち行くあてもなし奔放な風の足跡しばし見ており
9
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灰色猫
生まれ来る死にゆく時も祈りあり愛が無力でありませぬよう
31
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北窓
この先に泣かぬ七日が増えてゆくだらうと気づく墓参の午後に
11
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詠み人知らず
金曜日稽古終わりのコカ・コーラはじける夜を駆け足でゆく
7
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コタロー
Tシャツの汗に等しい仕事して笑顏で歸る今日は青空
15
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詠み人知らず
吉備の峰梅雨の晴れ間の夏衣みどり濃淡すそ野にはずむ
6
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舞
野の隅の名も無い花も大空へ精一杯に命咲かせて
13
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