水月のお気に入りの歌一覧
横井 信
悠々と 歩き去る猫 見送って 扉が閉まる 優しき調べ
9
もっと見る
萱斎院
寝もやらず格子はなちてうちながむ かをりの闇に影見ゆらむや
12
もっと見る
蔓葵
君の見ぬ去年の花こそ悲しけれ明日はいかなる色に咲かまし
13
もっと見る
幸子
滿月やメガネ通して見る我に虹の光背重ね見せたり
9
もっと見る
石川順一
物置の部屋で少しは整理する降りて雑菌臭に戸惑ふ
12
もっと見る
アガサ
春風よ ぬらりくらりと停まれよ 花の命は短いのだから
7
もっと見る
紫草
来る春を慎み深く待ち受けてほつりほつりと開く白梅
22
もっと見る
紫草
窓際の対の兎の立ち雛の細き面に夜の月の射す
18
もっと見る
ななかまど
蕗の薹カゴからこぼれ母の居て遠い記憶のふいに新し
14
もっと見る
幸子
何百億何千万といふ数の櫻のつぼみ弾けるを待つ
11
もっと見る
秋日好
衰えを気にするほどには弾けぬのに夢に出てくる鳴らないピアノ
20
もっと見る
詠み人知らず
窓の外強風のなか鳥たちも前へ進めずあご上がってる
5
もっと見る
コタロー
紅白の梅が華やぐ中にゐて小さき草が花を咲かせる
7
もっと見る
コタロー
目覺まし時計逆らふ程の春眠に體内時計徐々に遲れる
7
もっと見る
コタロー
春めきて後ろ姿の野良猫がてくてく歩く何か探して
10
もっと見る
幸子
遅咲きをものともせずに山茶花の今を盛りと春を壽ぐ
34
もっと見る
河のほとり
侘しくてひとり寝る夜はいたづらにあらしな吹きそ雨もろともに
72
もっと見る
更紗
道ならぬ 恋に終わりを告げた朝 窓を開ければ一陣の風
50
もっと見る
更紗
水仙に降る雪 雪の乱舞かな 薄闇に白 匂い立つ白
8
もっと見る
あふひ*・○・*
山頂に護摩木をくべて盂蘭盆会数知れぬ星拡がる街の灯
11
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[43]