水月のお気に入りの歌一覧
光源氏
幾年か芽生ゆる戀にみだれをり風吹きしきる花の衣に
25
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光源氏
うぐひすの侘しきこゑを聞きながら初音の宿の小夜や更けぬる
10
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光源氏
過ぎゆきし君が面影しのぶれば刹那にゆらく雪の梅が枝
15
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聴雨
梅里に雲垂れこめてうら寒くおぼろがすみの淡き花いろ
14
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月虹
普段着の貴女がやけに嬉しくてそれはおそらく特別な恋
38
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灰色猫
奏でつつ奏でられつつ甘美なる眠りへ誘うショパンの指は
23
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コタロー
曇天に聲を失ふ鳥たちとひつそり咲きぬ道の草花
7
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コタロー
寒椿そつと散り行くくれないの花の命ぞ地をも染めゆく
10
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舞
柔らかく白き花のみ咲く街へさす月影に冬もかそけく
9
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コタロー
白鷺が流るる川に一歩づつ拔き足差し足確かめるごと
6
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河のほとり
木々の葉の風にさはぎてあこがれし心いづこと知らずもあるかな
15
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灰色猫
墨染めの桜や酌みつ愛でたればなほ麗しき春にならなむ
18
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舞
安酒に今日もキスグレうす暗い酒場の隅に背中丸めて
7
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萱斎院
あかなくに梅がかをりにさそはれて 来鳴く鳥こそつれなかりけれ
16
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夢士
大風の吹きて野山に春の来る沈丁花咲き香り振りまく
13
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へし切
梅の花 今を春べと咲きにほふ 余寒にふるる浅き三月に
17
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吉野 鮎
彌生の雨は温くして 山霞み霧たななづき奧山の鎭もり
11
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吉野 鮎
ぬるく雨ふる彌生 雛しまひゆくをみなご二人午睡の微睡み
12
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へし切
ふりかかる春の時雨に梅の花ぬれなむ袖に匂ふのこり香
25
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萱斎院
風の音にふとめざむれば梅が香の 思ふかたよりただよひ来つる
16
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