水月のお気に入りの歌一覧
秋日好
霙受け哀しく折れた水仙は厨の窓辺でひとつほころぶ
25
もっと見る
詠み人知らず
茄子紺の和服に映ゆる褄模様 裾捌くたび波のごと揺る
16
もっと見る
詠み人知らず
君の指が頤はさみ上向かす 微かにひらき焦れる唇
11
もっと見る
石川順一
太陽の光に変な帯生ず動画の虹は垂直気味で
17
もっと見る
吉野 鮎
戀人よ きみが眠りはしんしんとシリウス凍てる赤光の靜寂
18
もっと見る
へし切
さざんかに君が面影かさねみる花のさかりを風に舞ひ散る
25
もっと見る
灰色猫
求めたの破れる恋と知ったまま燃える想いに踊らされたの
15
もっと見る
灰色猫
桜貝その冷たさを温める恋人つなぎをなくした右手で
17
もっと見る
詠み人知らず
憂きし夜の散り荒花を 溶かし結む足に絡まる 青灰の夢。
6
もっと見る
鳴海
カーテンを洗濯のためレールから外す さながら花婿のよに
7
もっと見る
コタロー
一本の電話の聲が優しくて雲の浮ゐたる今日の青空
12
もっと見る
コタロー
日を浴びて小高き丘に立つ我を遙か彼方へ伸びる風景
4
もっと見る
ななかまど
薄日さす森に楽しく冬木立雪に樹影の遊ぶ仕草よ
15
もっと見る
藍子
煙突も無くてサンタも困るだろうそりに乗っても行く先分からず
14
もっと見る
詠み人知らず
芯を持ち人愛しぬき主君への忠義と共に移る四季見つ
10
もっと見る
石川順一
過去の雪予言の雪となる今日は保存消去で二度三度撮る
14
もっと見る
詠み人知らず
男が果ててすぐ冷めたるは外敵ゆ身を守るため 自然の摂理
10
もっと見る
詠み人知らず
独特の鉄の匂いの経血に己が女体の神秘ぞ覚ゆる
9
もっと見る
吉野 鮎
きみは逝き鈍色の空に翔ぶ鳥の影薄れゆく溢るるものに
19
もっと見る
舞
モノクロの街を過ぎゆく季節らの冬には赤き山茶花の花
13
もっと見る
[1]
<<
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
>>
[43]