水月のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
きんぎんの櫂うしなひしわたくしは謳ふをわすれ汝が夢の中
10
もっと見る
舞
ひと色の冬の紅ななかまど朽ちては無惨春の雪へと
8
もっと見る
灰色猫
黒色の桜がひらくその庭の闇に紛れて消えてしまおう
19
もっと見る
へし切
おみなごの唇いとどなまめきて未だ咲き初めの海棠の花
17
もっと見る
河のほとり
面影をたづねて行けば桜こそ見果てぬ夢のしるべなりけれ
11
もっと見る
光源氏
来ぬ人を待つは苦しき明石潟浦見の松のさびしかるらむ
19
もっと見る
光源氏
あはれなる我はなき名のさくら花濡れてをゆかん千代のふる道
13
もっと見る
詠み人知らず
切なさが溶け出しそうで目を瞑る 灰白色の淡つかな空に
13
もっと見る
吉野 鮎
眞白なる白玉椿しかと咲き鶺鴒のこえあかときを透る
12
もっと見る
桜枝巧
桜色の恋をください 春風に散ったとしてもまたねと言える
4
もっと見る
光源氏
あかずしてこゑをかぎりのほととぎす花の影さへうつろひにけり
10
もっと見る
石川順一
原文の朗読を聞く古事記から神道の意味すめらみことが
13
もっと見る
仁奈
母の腕の中で眠れ幼き子空の色など知らないままに
13
もっと見る
光源氏
春風はあやなくあだの名を立ちて今宵こなきの山吹の花
13
もっと見る
灰色猫
いつまでもふたり一緒と誓ったねあなたがいない春が咲きます
24
もっと見る
滝川昌之
枕木は空を見上げて過ぎし日の耐えた重みにふと息を吐く
24
もっと見る
へし切
春ごとに花は咲くとて誰や見むいろはにほへとかひなからまし
23
もっと見る
コタロー
花滿つる池の岸邊に寄り來るは群れたる鯉の優雅な泳ぎ
9
もっと見る
夢士
春彼岸白木蓮の風にゆれ冷たき水や洗う石塔
19
もっと見る
秋日好
弥生半白雪の降る土曜日に鯉の若魚命抜けだす
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[43]