煩悩のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
拭う汗 手押し車の労働者 袖口に染む美しき汗
17
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へし切
つゆ空に色もにほはぬ 百日紅 吾も恋ひしや日輪の日々
16
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滝川昌之
紫陽花の雨季に捧げた色は褪せなおも気高く魅せる強さよ
18
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灰色猫
七夕が来るたび父の生き様を心静かに想うのだろう
21
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滝川昌之
先輩に背丈並べて「どや顔」の若竹お前はまだまだ青い
18
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へし切
床に伏し ひと日を過ごす悲しさよ 老い身に応ふ 梅雨寒の空
17
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灰色猫
ひたすらにナイフのような方でした放つ言葉が泉のような
22
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滝川昌之
艶やかな浴衣花咲くほおずきの浅草寺(あさくさでら)に市が立つころ
22
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へし切
しのぶれど朝に君の影したひ夕べに君の夢路を通ふ
17
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滝川昌之
立ち漕ぎで上った坂は若き坂 老いの下りは加速する坂
21
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灰色猫
亡き父の遺影にそっと問いかけるもっとわたしを叱って下さい
19
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まぽりん
こぬか雨なみだに袖もほしあへず後の逢ふ瀬をいつと知らねば
34
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へし切
ねがわくは安らけくあれ 身と心 言霊やどる歌にしあれば
17
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灰色猫
笹の葉に想ひを吊るす忘られぬ恋の涙が晴れますやうに
14
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灰色猫
この海が母であるならあの波に何を学べばよかっただろう
17
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滝川昌之
里芋の葉はいつまでも雨粒をあやしていたい赤子のごとく
21
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灰色猫
彦星や織姫さまや地球から祈っています一夜の恋を
18
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へし切
独り身は頼るもやらず頭痛かな眠れぬ夜を過ごす悲しみ
17
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滝川昌之
重たげな柳の枝が風に問う底の見えない雨季の終わりを
19
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灰色猫
「さよなら」と笹に結びし七夕に想いし君をまた好きになる
19
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