詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
古池に柳一本搖れながら人に慣れたる鯉を眺める
13
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つちだゆういち
誰も皆孤独を抱え生きるのにふたりに成れずひとりに耐えず
15
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吉野 鮎
くちびるに紅微とのせ三歳のをみなごややに身硬く座す
17
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吉野 鮎
秋の陽のぬくみの中を三歳のをみなご踏みゆく玉砂利の音
18
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横井 信
夕暮れの風にススキは空を掃き僕へ届けるせせらぎの音
15
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横井 信
陽の沈む大きな川を前にしてひとりたたずみ見送る列車
11
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石川順一
下降して上りに転じる蟻が居る家の中では生きられぬだろ
13
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幸子
「やめとけよ」自分の中の悪魔さえ止めているのにおかわりをする
17
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へし切
貴船菊 花のなごりのかたみとて 秋をみつめた瞳をのこして
22
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恣翁
熟れし実を 鴉啄み 残しつる 上枝の柿の爛れたるかな
21
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ひよこ豆
川風にススキ仲良く一斉におなじとこ見て身体を揺らす
18
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夢士
秋高し機影キラリと西空へ大地の吾は桃の枝切る
19
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コタロー
斷捨離の途中でふつと手が止まる物に思ひ出過去へとワープ
7
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コタロー
陽を浴びて蚯蚓ゆつくり伸び縮み何處へゆくのか風に尋ねる
12
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ななかまど
腰にある疲れを畠に鋤きこめば八十日後の白菜上々
7
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滝川昌之
一仕事終えたみたいに背を伸ばし刈田を望む畔の蟷螂
21
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秋日好
夜更かしをGMTに救われる雨降りやまぬ冬に向かう日
15
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煩悩
蟻地獄にいる如く頂上を目指す荒涼とした山は厳しい
8
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横井 信
とめどなく流れる川も穏やかに猫も見つめる釣り糸の揺れ
17
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詠み人知らず
江戸の花火事と喧嘩と勇み肌惚れちゃいけねぇ一番纏
14
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