詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
足元を見れば草花絲蜻蛉蝶が舞つてる小さな世界
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詠み人知らず
対峙する蒜山三座に時雨きて雲間照る山錦の絵巻
17
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詠み人知らず
もゆるごと蒜山三座錦秋の衣まといて冬引き寄せり
18
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煩悩
この夜の底で渇きの海へ行くひたすら歩め我が四足歩行
9
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千映
炭俵焚火し暖摂る子らの背に温みのこして登校の朝
15
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横井 信
水香る刈田で遊ぶ鳥の群れ陽射しの中へ輪を描き飛ぶ
15
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夢士
霜月の風に吹かれて庭の隅独りゆらゆら河原撫子
20
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夢士
鼻のあるバス待つ僕は四年生暗闇のなか母の手にぎる
18
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へし切
風吹けば カサコソカサコソ聞こえ来る 枯れ葉 舞ふ路 冬の足音
18
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滝川昌之
大輪は農家の庭の菊にある夕空高く舞う鳶にある
23
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煩悩
キャデラックより放たれるマグナムの弾丸を切る刃紋
8
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もみじ☆彡
ころころと 静寂ふるわせ屋根を打つ 秋の夜長を 告げるどんぐり
20
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灰色猫
地を這って進化を遂げた肉体が海のリズムで呼吸している
22
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吉野 鮎
鰯雲二すぢ三すぢ東西に描かれゐて空 蒼のキャンバス
13
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吉野 鮎
冷氣だく霜月朔の宇宙に浮く下弦の月の玲瓏に冴ゆ
15
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千映
茜空これで何度目カレンダー印をつけて秋を愉しむ
11
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千映
刈り取りを待ってるような大豆たち米の転作見事に育つ
10
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横井 信
終わらない会議の続く窓の外 雲の端染めて夕陽は沈む
15
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ひよこ豆
寒そうに道路の端にかたまって道行く車を見上げる落ち葉
21
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ひよこ豆
公園の枯れた枝葉に隠された白い紫陽花 可憐に一輪
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