横井 信のお気に入りの歌一覧
恣翁
逃げてゆく夜よ 見せなも 安らかな匂ひを残す夢の続きを
18
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さえね
いちめんの珊瑚の骸ふみわけて浜ゆくときぞ星の音する
6
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KEN
何も捨て忘れて二人時を巻き 月を見上ぐるこの春もがも
11
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音蔵 雅秀
眩しやな 黄色目を射る 垣根越し 菜の花覗く 首をふりつつ
3
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舞
帰る間に群れて語らう生徒らのやや面変わりひとつ大人へ
12
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茂作
あるじ無き家と知りてや鶯は 枝に遊べど鳴かず飛び去る
21
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び わ
病院の呼び出し不明難聴で何度も窓口行きつ戻りつ
4
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しきしま
散る花の色の千種に見えつるは乱れて映る心なりけり
9
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仙人の弟子
沈丁花 春の訪れ 匂いたち 香気いただく 胸いっぱいに
7
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千映2
好き好きと啼く鳥君に飛ばしたい今更何をと言われてもなお
7
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うすべに
薹のたつしばった白菜 菜園のどこにも見えぬあるじの姿
10
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西手心黒
春を待つなごり雪とて連夜とは帳尻合わせの公共事業か
4
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滝川昌之
まだ大根すぐにキャベツで次スイカ三浦の半島春の深まり
17
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草木藍
梅の枝に小さな雫見つければ今年の実り楽しみとなり
7
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兎桃
廃れたる昔の風ぞ懐かしき満中陰に海苔送り来る
4
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美生子
「あの花がほしい」と母を困らせた川の中州に咲ける水仙
19
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へし切
霞立つ山はみどりに萌え出づる人の恋しき春はすぐそこに
16
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音蔵 雅秀
痛みある個所を強めに揉み解す 振動ボールに委ぬ快感
2
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卓
春の日に ふたりあるいた 瀬の岸も 幾年すぎて ひとりたたずむ
9
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び わ
紫陽花がいつの間にやら芽を出して梅雨の季節を思い浮かべる
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