横井 信のお気に入りの歌一覧
トウジさん
うぉうおう桜に合わせ俺は散る屠殺場からの来世は人にと
4
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兎桃
かぎろひの春の光に甲羅干す猛々し鳥狙いおるやも
3
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滝川昌之
葉桜に春光強くなりゆけば街には日傘追いかけて咲く
23
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敦希
浅緑小さな手ひらくいちょうの葉 陽を掴もうと競い繁れる
13
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痴光山
歌仲間ひとり減りして一桁へ 世間話の増すも楽しき
4
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ななかまど
ぱっと咲きさっと散りゆく儚さを大和心といにしえびとは
14
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ながさき
練習の 成果を吾に 示さむと 勇みて啼くか 藪のうぐひす
11
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へし切
受け継げる兜飾りは孫のため古き姿も雄々しかりけり
14
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音蔵 雅秀
目を奪う 薄紅の滝 大木に 枝垂れ落ちるは 三春の桜
3
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音蔵 雅秀
近くには桜見えぬに 何処からか 花びら舞い来て踊りて魅せる
4
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継海
散り初めの便りに小雨遠慮してライトアップの夜桜消える
4
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舞
かえりくる小さな公園子らの声花待つばかり春の夕焼け
8
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び わ
手話の会手話が幼稚で難聴でそれでも皆さん私を助け
6
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つばす
散りあと儚さ残る白き道 踏みしめ歩く花の一生
2
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茂作
つねよりも花の散るるを惜しむかな 去年逝く友と見まく慾しきに
17
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バジル
澄ましてるあなたの前を斜交いにどこか淋しく舞う桜花
16
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うすべに
ほのじろくつもる花びら舞い上がる 家路をいそぐ人の足元
13
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美生子
飴色に使い込まれたつげ櫛に祖母の匂いは微かに残る
16
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ななかまど
思い出は寒がりだから忘れずに胸の暖炉で暖めており
12
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継海
一枚の桜の花びら拾い上げ次の春までまだ迷い坂
8
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