千野鶴子のお気に入りの歌一覧
このは
やさしさと愛からうまれた嘘ならばこわれぬようにそっと包もう
9
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このは
掃いても掃いても降り積もるいちょうの葉われの想いもかくのごときか
3
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横井 信
待ち侘びた 冬の日の出を 今はただ 背中に浴びて のんびりゆこう
20
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このは
幾重にも冴えたる紅の重なりてただ立ち尽くすもみじの前に
6
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葱りんと
近場なら 一緒に飲みたい だけれども 叶わないから 歌で一献
14
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このは
会いたくて縮められないこの距離を愛しむこと 吾に言い聞かす
5
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このは
ワンシーンずつだけどつなげていったら映画になるかなわたしの恋も
3
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このは
カサコソと落ち葉ふみしめ歩く道小さき音には小さき足が
15
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和竹
柿の葉の散り積もりつつ褪せゆくも陽の照らしたもう刹那の緋色
6
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へし切
夕暮れて灯りが恋しいそんな日はお一人様にやさしいコンビニ
24
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詠み人知らず
一度だけ祖母に尋ねた戦時中沈黙の後の「話したくない」
15
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大野 冨士子
北の地の痛い小雨に傘はなく 少しのぞいた 太陽恋し
19
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短冊
知る人のいないお通夜の受付で仕方ないから夫と話す
4
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灰色猫
振り返るこの足跡は誰だろうわたしはわたしを歩めなかった
20
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詠み人知らず
今は何も考えたくない ただ君の腕に抱かれて眠りにつきたい
16
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ラベンダー
空見上げ 陽の眩しさを 感じつつ 色染まる葉に 煌めきを見る
19
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詠み人知らず
心とは虹より多く色持てり 純白あれば真っ黒もあり
18
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灰色猫
押し花を君が愛した一遍の詩集のページに眠らせておく
24
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詠み人知らず
楽しくて気づけば十二時シンデレラ 魔法はとけた家におかえり
20
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
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