行中納言中将知師のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
うろこ雲 随へて照る名月も 愛づる豊けさ失くしたりけり
12
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夢士
軒を打つ雨音激し葉月の夜虫の音途絶え窓辺に一人
14
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大野 冨士子
わたくしの葬儀に集う息子らに おぅ!よう来たと 声をかけたる
16
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詠み人知らず
水を張り落ちた桜のふさ五つ浮かべる盆は春ひらく鏡
12
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へし切
面影をかさねて見れば野の花はそばにいるよと春風にゆれ
21
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石川順一
春雨は三日続けて降りにけり水溜まりには春泥の底
18
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光源氏
来ぬ人を待つは苦しき明石潟浦見の松のさびしかるらむ
19
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ながさき
生まれいで 成長を経て 衰へて つひに壊れて 宇宙へ還る
25
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夢士
開け放つ窓より入りぬ涼風や遠くの杜の秋祭り音
23
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リクシアナ
黄昏に泣く子抱きて口ずさむ月もまどろむ白秋の唄
28
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リクシアナ
季分かつ蒼き時雨を見送れば雲間に開く秋の青空
25
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コタロー
蚊を拂ひ狹庭の草を拔きをれば天道蟲や蜘蛛や飛蝗や
8
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河のほとり
思ふこと深くて見れば夏山の茂きみどりの色ぞかなしき
21
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リクシアナ
ゆく夏は紅き小菊を残しおり摘めど飾れど秋は淋しや
33
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へし切
茜さす日はてりながら浮雲の湧き立つ空に夕立の雨
23
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藤久崇
学び舎の 夢の通い路 馳せゆけば 友は昔の ままにありけり
54
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へし切
川筋に背丈も勝る荻の原 鰯の雲にはや秋の空
27
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へし切
忘るるも留め置くことも苦しきに君が名を呼ぶ残暑のひなか
24
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吉野 鮎
黒き蛾の羽の震へに花びらのあまつゆ雫す夕顏眞白
17
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吉野 鮎
ひと夜花ま白を咲かせ黒き蛾の妖し光る目夕闇に誘ふ
22
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