詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
思い出を辿る旅なら慎ましく超速よりも鈍行が良い
24
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詠み人知らず
青い春、胸をきゅうっとしめつけたものがなんだか忘れてしまつた
6
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日置鳩子
三歳と溶接マスク越しに見た脱皮したての緑の太陽
13
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日置鳩子
溶けきれずカップの底に残りたる砂糖のような君の眼差し
24
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千映
考えて答えの出ない問答を繰り返してる嘆きはしまい
11
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月虹
歌人の子らまた歌人なる素直さよ日々より人は作られるらし
62
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祈り花
美味しいと箸を進むもたちまちに戻す娘に爲す術もなく
8
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祈り花
授かりし命育む娘なれ長引くつはりに殘暑のつづく
8
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祈り花
懷姙の安定期迎う娘と共に散策の空すぢ雲渡る
12
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祈り花
産まれ來る孫の靴下小さきを編みつつ馳せる祖母となる日を
14
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芳立
この世にや咲くべきとさへしらぎくの花はお手間をなほもかけつつ
10
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みつ鷹
日が暮れる窓にはりつく虫ひとつ ここで死のうと決めたのですか
9
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行中納言中将知師
あぢさはふ目覺めの霜夜會はばやと 千里も逝くを戀の坂まで
3
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千葉 甫
金色に小春日和に輝いて蝶のよぎってゆく窓の外
5
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秋日好
鉛なら心痛無きと思えども生きろ病床六尺であれ
15
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秋日好
この肩に止まっておくれ今だけは心が鉛に変わる瞬間
15
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秋日好
キスよりも魔法の籠った薬缶水どんな王子も目を覚まさんと
11
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秋日好
不機嫌な夫の顔はただ単にかぼちゃスープを無視したせいで
12
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秋日好
台座上脱がされていく愉悦には身体も震え心も奮え
11
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恣翁
鉄瓶を 虫の鳴くがに響かせて 恋女房の 燗つくるかな
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