詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
秋篠の川面に映る夕茜青鷺獨り餌を漁りをり
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吉野 鮎
秋篠の中洲に青鷺佇みて藥師寺晩鐘川面流るる
15
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吉野 鮎
秋篠の堤の柿實諍へる鋭き鵯聲晩秋を刺す
11
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朔夜
長い夜は灰色猫さんうたのわで回復呪文残してくれる
8
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芳立
陸奥の海にふりてし高麗剣わがことにこそあれと記せよ
9
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近江の人
あなたの背銀杏降り敷く駅の道振り向きもせず小さくなりぬ
6
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石川順一
茶碗持つ指がべとつく昨日の夕餉の豚肉大根の脂
8
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石川順一
座り見て立ち上がり見る花火かな箱をどかせばコオロギが居る
13
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石川順一
空港の秋暮れて行くシシカバブ小豆の莢を持て余し居り
12
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みつ鷹
数多ある事実の中から選び出し 結果とつなげて真実という
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内藤芽亞
かさかさのカップ焼きそば噛みちぎり一日過ごしたいろはす被る
6
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己利善慮鬼
恋になるそのささやかな優しさで十一月の星は輝く
7
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灰色猫
雪原の彼方へ渡る七色は君へとつづく恋の架け橋
15
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灰色猫
追憶に沈んでしまった君の名をサルベージする夜の航海
16
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灰色猫
好きだったものだけ連れて君だけの新たな世界を彩ればいい
14
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灰色猫
終わりなき旅路の果てのひとりの夜ふたり見上げた弧月を眠る
14
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灰色猫
苦しき夜あなたへ向けて全力でベホマの呪文唱えておきます
15
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詠み人知らず
出しきれぬ 悲や卑や愚や虞ありぬとも 希ぞ残るべきパンドラの箱
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詠み人知らず
刺されても しずかにしずかに息をして 内濡らしつつ仮面は笑めり
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詠み人知らず
ふりかかる 侮蔑にあふれた偏見は 粉々にして暗渠に流す
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