詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
人口が猫より少ない小島にて民宿主で地に根を張った
12
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inosann
九十二を数える義母の足取りに生き抜く事の厳しさをみる
26
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灰色猫
どうしても渡せなかったプレゼントあの日の痛み今も疼くの
21
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吉野 鮎
ウォシュチーズ くさや なれ鮨個性的みな加齡臭愛し經る年
19
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詠み人知らず
紅白の祭礼幕が はためきて 寂しき裏路地 今ぞ華やぐ
16
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詠み人知らず
鉤爪の抉りし胸は 深すぎて なかりしことには 出来ぬ傷痕
15
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詠み人知らず
吐くことも吐かれることも好まぬが 優しく白い嘘なら許す
21
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詠み人知らず
たなびける彩り謎めく妖雲も 月影射せば鴇色に透く
18
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吉野 鮎
げに狹き洞としるれば山椒魚引き鐵引けぬ身を呪ひつつ
16
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吉野 鮎
高空は飛行機雲に裂かれゆき缺けゆく月の薄ら影ひとつ
26
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恣翁
秋雨の 板戸の外を過る音を聞きつつ 床を延べ連ねけり
22
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ながさき
東天に 真珠の涙 浮いていた 虫の音だけが 響く夜空に
29
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半格斎
山肌の彩る錦縫うがごと 湯けむりただよう蒸ノ湯の秋
23
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夢士
天高く柴あお青と秋の日に昔忘れじシニアの集ひ
15
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半格斎
枝もみじ隠して山の端入り日色 今日も終えり秋の夕暮れ
21
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横井 信
復職の 不安と期待 占えば 儀式にのぞむ 心を持ちて
13
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藍子
鰯雲広がる空の青きこと一人佇み秋を眺める
27
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大野 冨士子
夕暮れに猫の会議に遭遇し 静けさゆえに 三歩あゆまず
35
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石川順一
松は無い無花果の木も今は無い柿の大木だけは存続
16
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石川順一
座ってもうつらうつらとしてしまう夕食前のたるんだ史実
18
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