ふじこのお気に入りの歌一覧
inosann
伊之助の「のこった」の声に嘉風は張り手に構わず突進したり
18
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コタロー
柿守る案山子は孤獨いつまでも風に吹かれて文句も云へず
10
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へし切
しがらみに流れもあへぬ憂き身かなままならぬ世よままならぬ意よ
23
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半格斎
艷声でねだられる声振り向けば 背かきたまえむと手招きの妻
13
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吉野 鮎
軒先のさかばやし久し吊られゐて茶黒きたまのこの年も古り
17
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吉野 鮎
丈高き海鼠壁藏小窓からショパンの「革命」微かもれ來
16
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石川順一
髭剃らぬ身分で聞こえる皿洗い氷をとる音行き帰りかな
11
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半格斎
晴れ渡る雪田に白鳥群れなして 声 せはしなく朝迎えおり
20
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秋日好
培養土袋を積んだ一輪車立ち往生しぬかるみ横転
10
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吉野 鮎
後繼の絶えて廢業酒造元軒に吊るさかばやし古び茶黒きままを
12
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夕夏
ゆをわかすおふろのなかのたいりゅうのようなきおんのへんかのちきゅう
5
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舞
枯れ桜降り落つもみじ敷き詰めて秋の彩る木漏れ日の道
14
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新座の迷い人
民謡の 稗つき節を 放送され 我は聴けずに 妻の介助で
9
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滝川昌之
友人の喪中はがきが届く夜はまずい酒だと寒空にらみ
24
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恣翁
「見せばや」の名 惜しむ玉の緒 袖にして 寝れば濡れつる色は土器
15
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萱斎院
風わたる 去につるかたを眺むれば うつろふ夢にもみづる浅茅
14
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元親兄貴
闇の中 両目凝らして探しだす 雲の切れ間のアンドロメダを
18
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リクシアナ
ゆく夏は紅き小菊を残しおり摘めど飾れど秋は淋しや
33
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リクシアナ
冬の影水面にふるる風花の刹那うつろう色なき澱み
22
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リクシアナ
霜の経 緯は常緑 北の峰 月の吐息も綾織りの冬
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