KENのお気に入りの歌一覧
笹舟
補陀落を彼方に望み松風は 潮に洗われ香まで渡らず
4
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ながさき
六花舞ふ 冬も必ず 春となる 冬が秋へと 戻ることなし
13
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ななかまど
思い立ちイヌノフグリと名付けたる牧野博士よ春が始まる
19
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舞
地球の成りて億年の刻玉響に生まれて出逢いともに朽ちゆく
9
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へし切
もういいよ 咲いてもいいよと囁いて 蕾を濡らす木の芽雨かな
22
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滝川昌之
桜坂あたりで拾う春だから開花雨なのさと粋に濡れよう
22
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うすべに
雨にぬれかおり深めるこぼれ花 オーデコロンのしずくを落とす
9
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横井 信
陽だまりに寝ていた草も起き出して小さな花の誘う春風
16
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うすべに
さくら待つ浮き立つうらのせつなさは巡る季節の別れの予感
1
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舞
タタラバの炎をあとに深き森サン待つ山へ翔るアシタカ
1
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ながさき
ボーイング 内部告発 口封じ 車の中で 自殺見せかけ
9
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ながさき
うぐひすの かぼそき聲の 初音かな ホケチョホケチョと 自信なさげに
13
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ながさき
紋白の 蝶々の遊ぶ 里山を 春の陽差しは 優しく包む
13
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へし切
春は何処 そんな呟き聞こえくる 寒の戻りの 彼岸の中日
22
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敦希
濃厚なプリンの甘さ引き立てる 嫉妬で焦げたカラメルの苦味
13
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滝川昌之
タクト置き世界の小澤は素手を振る奏者も音も抱き込むように
20
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ななかまど
幾たびの雪を眺めてきた日々を懐かしむごと猫柳立つ
20
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うすべに
風はまだかたいつぼみの枝鳴かす 厚いコートに遠ざかる春
12
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横井 信
そっと咲く小さな花の道端の草の名前をひとつ覚える
14
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アガサ
伊豆山の野風呂に届くうぐひすの まだ若き声湯煙に消え
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