KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
家住期を推敲せんと思えども言葉の足りぬ林住期かな
8
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夢士
ヒナゲシの風に揺られて五月空コロナ禍のなか街に人なく
9
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横井 信
リモートの長い会議も四つ切りのスイカを食べて夏を迎える
8
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こうは
氣や水の流れや野花の香りや「彩」の言葉じゃたどり着かない
6
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名鈴
知らぬ間に 熟れし甘蕉 菓子にして 夕食の前に 一つ摘み食ひ
8
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ななかまど
おおどかに早苗のうえを渡る風のらくらとして夏の香りす
9
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滝川昌之
マンホール蓋に彫られた藤の花 見上げ見下ろし「市の花」の時
13
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夢士
この時にきぼうの光見ようとて微かな希望いだきて見上ぐ
8
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横井 信
汗を拭き歩く背中にウグイスの歌はやさしく里山の夏
10
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滝川昌之
千もない数羽だけだが祈り折る鶴に吹き込む君へのエール
16
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恣翁
合羽すら浸みぬる鬼雨に 意を決し 敗走したり 兵士のごとく
13
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名鈴
禍に 先ず倒るるは いつの世も 心さびしき 独り住み達
5
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名鈴
長き夜に 粗栲の袖 冷え入るは 露と涙で 漬ち干ぬからよ
8
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ななかまど
放棄田に人耕した跡のこる畔の形につめ草の花
13
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横井 信
ただ過ぎる時間を待って雨の音じっと聞いてる夜明けのベット
12
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横井 信
キジバトの声にさそわれ開け放つ窓の外には眩しいみどり
9
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こうは
瀬頭に鳥が鳴ゐて日が照りてこの青空はどこまで續く
7
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舞
札幌にやや洒落た名のよく似合う冷たい風に咲くライラック
7
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灰色猫
野苺をことことジャムにするときの君のほっぺの恋のももいろ
9
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灰色猫
月光に見られぬように壊したのあなたをひらく最後の鍵を
10
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