とはとのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
夏草のまま立ち果てる、ススキあり枯れてた昭和を 思ふ我なり
7
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吉野 鮎
川の瀬のせせらぐ音は祕めやかに汝のささやきは夢を流るる
19
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月虹
お互いの質量と恋を推し測り解答欄は空白のまま
27
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石川順一
凸凹を割って食べれば梅の香が春寒き日もお菓子の効果
18
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へし切
白白と月は輝き寒けしく風は乱吹いて梢を渡る
11
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月虹
難解な恋愛係数解き明かす求めるXとYの事情
26
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滝川昌之
冠雪もなき稜線はぼんやりと穏やか過ぎる冬のはじまり
31
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へし切
真葛後も逢はむと手を取りて 看取る悲しび末期の契り
10
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石川順一
ムスカリは春に咲きます玄関の前に夕暮てんでばらばら
18
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滝川昌之
蔦紅葉 落ちたばかりの葉を一つ 歌材ノートに綴じ込める秋
31
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大野 冨士子
眠そうな霧と雲との境界が 山を覆いて モノクロになる
64
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吉野 鮎
待つ人のゐるきみ眠るこの夜の雪よ降り積め道埋め盡くし
7
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へし切
小雨降るいちょう並木は街灯に影を落として黄金に映ゆる
27
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灰色猫
霜月の睡蓮鉢にて越冬の準備に入るめだか励ます
28
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滝川昌之
遠回りしたくなるよな月の夜は路地の屋台に特等の席
30
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大野 冨士子
月々の髪切り賃と化粧品 きみ使うべし 湯水以上に
58
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石川順一
草むらにまだ虫の音が聞こえ来る草だけを撮る果物の木も
11
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大野 冨士子
薬罐には冷えた麦茶の夏休み 眩しい庭と 薄暗い居間
116
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石川順一
カナブンを束子(たわし)に乗せて休ませる濡れし体のままに無動に
8
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灰色猫
どうか清しい煙となれよ 心の芥 葉狩りと共に焚けりゆけ
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