とはとのお気に入りの歌一覧
へし切
寒寒と藁を囲いて冬牡丹雪ん子のようにうずくまり咲く
24
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滝川昌之
「まだだね!」と恋人たちには充分な電飾前のヒマラヤスギに
20
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へし切
さざんかの花は垣根を赤く染め曇るこころの 空 晴れやかに
26
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石川順一
瞬きが止まらぬ右目の眼球譚ハングル語では雪と同語で
13
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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ラベンダー
氷雨降る 濁り空飛ぶ 鷺が二羽 早く着け着け 暖かな巣へ
25
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石川順一
花期長き菊は秋から冬にかけ花瓶や庭で存在感増す
18
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へし切
一面の紅葉に寺はつつまれて見下ろす景色くれなゐの海
26
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滝川昌之
赴任した新米教師の眼のように汚れ一つも映さない冬空
24
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吉野 鮎
さやぐ風涼し輕みをはらませて吾が曵く影伸びる午後の陽に
13
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石川順一
千両や万両の実と南天も赤い実が成りさなぎが一つ
19
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恣翁
難波江の葦刈り小舟の人故に 御味御汁の実 鯉ぞ足るべき
16
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滝川昌之
年の瀬に 歌を詠んでるキリギリス 言の葉 枯れて土へかへらん
5
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ふじこ
富士見湖の水面にしづく舞橋やいつぞ飛び立つ田鶴にかはりて
18
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元親兄貴
闇の中 両目凝らして探しだす 雲の切れ間のアンドロメダを
18
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石川順一
蜜蜂がイチゴに受粉をしていますビニルハウスは暑いが食べる
13
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吉野 鮎
容れあへぬ母娘の仕草年毎に似る不可思議をまた容れかねて
10
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滝川昌之
待つてたよ 傳言板に 貴女の文字 スローな昭和の 素敵なりけり
8
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石川順一
紅梅は実らぬ物と知り初めて白梅ばかりの土地を理解す
18
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へし切
酒を飲み煙草吹かせば成人と勘違いした青き春かな
20
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