青き銀椀のお気に入りの歌一覧
蔓葵
夜やあつき衣やあつき片敷きの袖の月こそ霜とさゆれど
6
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葭堂
今年はと 思いながらも 夕空の 入道雲に 話した夏よ
4
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うすべに
草かおる刈られた畦のさわやかさ 稲穂揺らせてかざ波わたる
7
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可不可
灼けた銃声もろとも陽は墜ちて 赤いサイレン群がり急ぐ
7
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滝川昌之
高くなる空へと立てば半分は初秋の風にちぎれゆく雲
23
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みをつくし
カップ酒四五本持ちて訪ぬ同僚 目が据わり出しあな恐ろしや
21
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艸介
恋焦がれ頭を垂れて待ち侘びた 庭木を撫でる久方の喜雨
9
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葭堂
日傘さし ノンスリーブの 細い肩 振り向く君は 遠い思い出
9
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トウジさん
こら小僧 メートル跳んで ガタつくな 体力落ちしか 老頭児の膝
6
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夕夏
ちょうじかんねむれぬよるとたんじかんうたたねをするひるみなきひび
4
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恣翁
白妙のシャツの袖さへ 青まする木蔭に 紫煙吹かしたりけり
17
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舞
なにと無く妻の名を呼び律義にも「はい」と応える穏やかな夜
10
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名鈴
暑気あたり 塩辛き肴と 汁粥を 緩緩と召せ 肝も疲るらむ
12
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び わ
日観は武蔵に応え弱く成れ強すぎる事これが教えと
5
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KEN
蝉しぐれ 降れど降れども さるすべり 心の内の 焔の如し
10
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KEN
くれなゐの 千入に変へぬ 百日紅 夏惜しみ降る 蝉の時雨を
11
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横井 信
ひさびさに袖を通したスーツから思い出してくいつものリズム
17
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弥栄成就
熱狂で 迎えられるも 罵倒され 去り行く夏よ 君は気の毒に
13
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うすべに
振り絞るみんみんぜみの叫び声 どこ吹く風と夏のうぐいす
8
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滝川昌之
打ち水に誘われ降りる蝶のごと暖簾ひらりと停まる一客
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