青き銀椀のお気に入りの歌一覧
みをつくし
勤務せし四十年假に例へなば パートカラーのモノクロ部分
20
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舞
シャボン玉吹いて追いかく幼な児の手には残れる虹の記憶は
6
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び わ
又八はお甲を離れ自立する極貧に堪え俺頑張ると
3
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名鈴
明け暮れに 君を心に 懸きたるよ 健よかなりや 傷痛まぬや
11
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横井 信
遠ざかる夏のざわめき 青柿の夕陽に染まる長月の空
10
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うすべに
秋かおる虫の音の夜白百合の 月に照らされ想いはあわく
7
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滝川昌之
死に場所にたどり着いたか橋脚の陰に陣取り動かぬ野猫
15
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ななかまど
こんなはずこんなはずではなかったと山の五合目われ独り言
13
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みをつくし
新天地 通天閣のなほ南 鄙より街へ嬉し悲しき
18
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名鈴
浅茅生の 小野に忍ぶる 我なれど 上衆に名告り 奉らむよ
6
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舞
降りだしたネオン背に受けふらふらと百鬼夜行の街歩みゆく
8
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び わ
九十九里ホテルに泊まり湯煙の海の彼方に小舟が浮かぶ
5
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横井 信
ため息をひとつ残して出て行けばゲリラ豪雨は行く手を阻む
10
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恣翁
時の鐘 紅き落暉を呑みてしを 今し吐きたり 白き素月を
13
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び わ
武蔵追うお通の意志は動かせず女の一念底知れぬもの
3
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横井 信
雨あがる秋めく朝に稲の穂は遠い野分の風に揺れてる
8
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うすべに
夏枯れて陽ざしに乾く真葛原 雨を待つさと花のむらさき
8
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名鈴
まつ虫の 声をたよりに 君来なむ 軒のしのぶの 深き庵に
11
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艸介
人に聞きし道を歩みて迷ひけり 傘も忘れて夕立に泣く
11
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滝川昌之
春ならぬこの世の秋と絡み合い雨後の草原群れ飛ぶ蜻蛉
13
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