コタローのお気に入りの歌一覧
桃山
枝先に咲き出す花のひとつあり老樹の桜の渾身の春
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横井 信
街路樹の落ち葉も踊る通勤のやさしく浴びる朝陽のひかり
14
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茂作
冬立つと人は云へども薄衣の 子等が見附ける赤色蜻蛉
15
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滝川昌之
咽頭のささくれくらいの空咳を堪えて握る朝の吊り革
24
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滝川昌之
けん玉をキャッチする時曲げる膝 他者の意見もごとく受けたし
13
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ななかまど
今日は雨万年筆の乾くまで日記を見つむ独り居の午後
16
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ななかまど
どこまでも会津の冬は白と黒雪の温さよ斎藤清
11
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御宿川蝉
古き友 久方ぶりの ラインには 秋の京都の 寺の數々
10
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恣翁
嘲りの微笑を湛ふ こめかみの下がりし目尻とほうれい線に
11
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恣翁
窓外を後ろへ過ぎる街はまだ 眠りの足らぬ寝惚け面かも
13
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KEN
風凪いで 何處ともなし 聲を聞く 散り積む毎に 深まる時の
10
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へし切
侘びしきは 秋の夕暮れ 恋ひ別れ 女はつらい 男はつらい
17
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KEN
槻燃えて 嗚呼槻燃えて 燃え尽きて 土へ歸らむ 明日の雨に
11
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名鈴
我等似て 思ふが故に 思ふ人に 恚むことも 言ひ逆へもす
11
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名鈴
草枕 紐を結びし 旅の君 ひたすら斎ひ 験を待たむ
14
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ひげじぃ
山茶花の花咲ゐしと笑むきみの儚き夢は朝な朝なに
15
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茂作
心無く妻を叱りしその後の 長き沈默我れを赦さず
18
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茂作
先逹よ訪ねん道にしるべせよ 悟り求めんその思ひあり
11
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滝川昌之
鋭角はホールケーキの中心に家族の数の幸突き合わす
16
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滝川昌之
薄暗い五時に舞い来る朝刊が背筋を冷やし立冬を告ぐ
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