コタローのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
むくげ散る朝の道の水たまりふわぁり跳び超す脚長ききみ
12
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灰色猫
深海の魚のようにゆらゆらと愛を求めて歩く東京
22
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うすべに
雑踏にきみの背中を探しても 鬼さんこちら手のなるほうへ
12
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吉野 鮎
旋囘の機窓に眺む陵の緑陰深き鍵穴意匠
13
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さえね
夕さればよき風ふきてささがにの雲ひとつなき七夕の夜
7
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さえね
水閣の端より水を見下ろせば水底の夏ははや終わりしか
5
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さえね
窓からの夜風浴びつつひと缶のよなよなエールを何より愛す
10
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さえね
アップテンポの流行曲が流れてるぼくは下半身水没してる
7
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詠み人知らず
手を離れ星となりたる螢火の「すーつと」舞ひ上ぐひと筋のひかり
8
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滝川昌之
薄日出て水田を駆ける雲の影おびえる稲を抱くアマガエル
21
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滝川昌之
ドクドクと軽く握った軍手越し蜥蜴の腹の強き鼓動よ
21
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滝川昌之
明けたかと梅雨雲の無き空に問う野分ゆけばとまだ重き南風(はえ)
17
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灰色猫
捨てられた子猫を撫でる温もりを求めていたのは僕のほうだね
19
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灰色猫
未来など知らないままの思春期の刃先のように震える心
17
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可不可
東京に真夏日でました 昨日は京アニが燃やされました
5
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可不可
夏やすみ浮かれる口に三十一文字うかばなかった遊び盛り
9
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可不可
名残の雫したたる梅雨の尻尾 ななめ断ち切る真夏のナイフ
11
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うすべに
丘下り菩提樹の葉を揺らす風 祇園精舎の夢を見ている
12
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うすべに
阿弥陀さま やさしさそえる蓮の花 まるくふくらむつぼみに包む
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うすべに
雨走る 墨染めの雲山隠し 翳る青田に鷺の白立つ
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