ななかまどのお気に入りの歌一覧
秋日好
春花に追い立てられて膝ついて雹の後には青空の月
5
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舞
花咲けど 見せたきひとは すでになく あと幾度かと 語る日懐かし
10
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茂作
我もまた年をかさねて見つるかな 八重に咲きたる山吹の花
14
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音蔵 雅秀
俺らしく 良く耳にせど その俺を どこまで知るや 傘寿迫るも
7
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へし切
はなみずき一輪一輪咲き始め ひとつひとつと歳をかさねて
12
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恵雪
美しくせむと作りしものならず いや美しき蜘蛛の巣の綾
9
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痴光山
しをらしく見下ろせる和のさくら花 蒼穹向き望郷する はなみづき
2
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滝川昌之
初夏行きの列車に若干空席が残っていますお急ぎください
15
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笹舟
夜更けど春の宴は鎮まらず 朧月にや飽くはありけむ
4
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兎桃
曇天の若葉の目立つ桜の枝鵯の揺するは蜜求めてか
4
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しきしま
世の憂さを風の便りに聞くからに花やその身を捨てて散るらむ
9
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杜鵑草
なにとなくものめかしくも見ゆるかな高校入学しつる男子は
10
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さいおん
吾漕者 木津之川路 八重桜 二人之見者 幾許嬉毛
9
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さいおん
吾背子与 二人之漕者 幾許可 今日川路者 弥毛清毛
10
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茂作
さびしきやあるじ戻らぬかどの家の 庭にひともと山ぶきの花
14
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舞
日々の旅 歩めばいつか 傍らに おみなのありて 支えささえつ
5
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音蔵 雅秀
あちこちで田植え始まり 稲の子ら 頼りなさげに水面に顔出す
3
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へし切
さくら散り春は暮れゆく山吹の花こそ花のなかににほへれ
18
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恵雪
一日の家事終へし後 刺し子布巾縫ひて心を整へてをり
7
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うすべに
山藤のかすみのかげの新緑の 色もあらたにふるさとの山
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