ななかまどのお気に入りの歌一覧
夢花火
抱き寄せた 女の強み 柔らかく 眠らせ余る 私の時間
2
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茂作
梨の花君のやうだと云へなくて ただ綺麗だと云つたあの時
16
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舞
まだ慣れぬ 朝の通学 ともに手を つなぎピカピカ ランドセル負い
9
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音蔵 雅秀
潔し 咲き誇りなば 春風に 花びら吹雪き 薄紅の舞う
5
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へし切
哀しくも老いて永らふ命かなさかりに花の散るを羨み
15
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継海
一枚の桜の花びら拾い上げ次の春までまだ迷い坂
8
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痴光山
満開を待ちて襲ひし春嵐 悲しきデジャブ散りぢりの花
3
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滝川昌之
屋上で胸の空気を入れ替える入社以来の俺の泣き場所
19
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トウジさん
山村にホタルイカもう安売りや今年は大漁今朝見たばかり
4
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うすべに
少年の背をおいかけて花ふぶき 見得など切れば歌舞伎の舞台
11
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横井 信
新しいカバンを持って家を出る花散る里にウグイスの声
14
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KEN
春うたげ つかの間ゆゑに華やげと共に囃すや星と夜桜
11
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笹舟
明け星を求む瞳は酔い濡れて 深まる河にそは流れ去ぬ
4
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茂作
れんげ野に寢轉びおれば天さして 雲雀上がりぬ春のまん中
16
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恣翁
掛け流しの湯の立ち籠むる石床を 踏む足濡れて温かき朝
15
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舞
シャボン玉掴まんとせば手にはじけ思い出のみに残る虹色
11
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継海
ひらがながランドセルから顔出してカンガルーかな跳ね跳ぶ家路
7
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音蔵 雅秀
花嵐 耐えて見事に咲き残る 大和桜の凛と清しき
3
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へし切
うとうとと春の窓辺に微睡めば夢見ごこちに君の微笑み
14
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痴光山
皆下を向きて咲くとふさくら花 見上ぐるひとと笑まふ つかの間
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