詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫草
悲しいのか笑っているのかわからないこの歪みこそ私のかたち
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藍子
雨垂れを聴きつつ詠んだその歌は我が子のような大事な一首
27
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詠み人知らず
巣立ちゆき燕の居ない巣の下の短き暮らし忍ぶ斑紋
28
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あゆか
遭難はしちゃいけないよ救助する人の命をもらうんだから
9
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あゆか
山靴の重みが増した急斜面下るルートを計算してる
8
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あゆか
山頂が遠ざかるよな気がしてる進むしかない中間地点
11
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むらさか
川柳の手引書にある覚え書き「財力は関係ありません」
8
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中野美雄
半纏木のくらきみどりの葉はさやぎ じゅうぶん生きたと足乳根はいふ
7
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秋日好
やり過ぎな刺激の宿る美意識に「それこそ見栄ね飽きもくるでしょ」
15
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秋日好
君ひとり養うだけの甲斐性があればと願う シャツの焼け焦げ
27
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へし切
侘びしらに俯き咲きぬあじさゐの篠突く雨に思ひみだれて
27
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野々花
かさこそと青葉を揺らす風の色変われば雨が降りだす気配
25
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あゆか
収穫を土は静かに決めかけている苗が伸びてからじゃない 今だ
10
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あゆか
買い物は一番安い店でするいつ築いたかカードの派閥
6
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夢士
雪解けてハクサンイチゲやチングルマ山に咲く花清く美し
20
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夢士
上り詰め酸素欠乏もうろうと彷徨う老爺山下さるる
18
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石川順一
シーフードスープヌードル食べる昼御飯も入れてあっさり味で
11
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石川順一
地の上で木の下芋虫死んで居る五月の末に初夏の風吹く
14
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灰色猫
世界から紙の書物がなくなる日その日のための栞を作ろう
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灰色猫
真夏日の面接中に耳に入る初鳴く蝉に訪れを聞く
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