詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
両の手で椅子を掲げて行きましょう青空学ぶ教室として
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恣翁
なだらかな三輪山 裾を 長く引き 古人の奥津城のごと
12
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滝川昌之
少しずつ慣れてく街と反対に離れた家を想う週末
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滝川昌之
「ふぁあああっ」聞こえてきそうな晩春の昼間のネコのあくびが憎い
17
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灰色猫
この先に傷つくことが待ってても止められないさ恋は本能
18
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みろく
大切にしようとしたけど無理みたい 優しくだったらしてあげられる
36
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滝川昌之
春暑くボタンダウンの袖まくり新芽のような腕をだす午後
18
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灰色猫
星々の輝く神話が穢れなき瞳の奥の少年を呼ぶ
17
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滝川昌之
竹林で上手になったウグイスに風葉ゆらして拍手喝采
21
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滝川昌之
邦題で覚えた古い洋楽が錆びつく胸を十五歳にもどす
22
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灰色猫
何度でも開け放たれる僕たちの扉へ注ぐ太陽の祝福
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みろく
肩を抱き駆け寄る子を見て交わす笑み 高さの違い まだ覚えてる手
27
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滝川昌之
かしわ餅売る店先に鯉のぼりもうすぐ風が薫りはじめる
23
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灰色猫
河原で好みの石を拾ってごらんそれがあなたの心なんだよ
21
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恣翁
シャンデリアの 白きアームに似たれども どこか寂しき マロニエの花
22
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みろく
僕たちは電話ボックスで嗚咽した最後の世代になるのだろうね
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みろく
組紐の飾り結びの意味を知る ほどけず止まった手の意味を知る
24
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灰色猫
しっかりと死人のまぶたを閉ざす時そのてのひらが愛であるよう
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みろく
終わる夏 コースロープ枕にして初めて気づく 雨音と君
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滝川昌之
すれ違う 犬の鼻先 花が付き なかなかとれず クルクルまわる
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