詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
薄日差し 鉢を洗えば金魚たち 風も若葉も楽しんでいる
25
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恣翁
「半熟のボイルドエッグが食べたい。」と きみ温める言葉贈るよ
22
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滝川昌之
お水から シロミとカラに包まれて 君温める言葉贈るよ
20
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みろく
あの日見た映画の中の曲にのせ きみ温める言葉贈るよ
26
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大上
呑む程に宵の宴は熱を増し最早逃れぬ二日酔いへと
8
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滝川昌之
兜出す 古い箱には祖父の字か 父の名前と 私の名前
33
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恣翁
新緑の 座敷に満ちて 湯上りの顔だに碧く 児を染めつらむ
19
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灰色猫
老桜大地に根ざし舞えぬとも春のひとひに花を散らせり
22
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滝川昌之
スーイスイ ツバメは去年の別荘の傷み具合に新居を模索
27
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灰色猫
美容師のシャンプーをするてのひらと会話をしているひとときの恋
29
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滝川昌之
来週の満員電車は逆を向く このビル街の音がなくなる
21
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灰色猫
憧れがあまりに遠くある夜はやさしい嘘で眠りに落ちる
31
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恣翁
灰色の幹を撫づがに ドロノキは 柔き若葉を 風に戦がす
22
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恣翁
夜の胞は 昏く濁れる水底ゆ 甘酸き腐臭の泡放てり
15
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滝川昌之
連休に帰りはしないお盆にも もうこの街で生きてゆくんだ
35
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灰色猫
透明な牛乳瓶にあふれでる夏の野原のひかり集める
22
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滝川昌之
裏の子が弾くバイエルが途切れてはまた最初から春窓に聞く
23
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灰色猫
春色のフレアスカート靡かせる風がすっかり初夏の匂いで
23
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灰色猫
満月がクリーム色に見える夜はきっと心が優しい証
25
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恣翁
茫とせし湯気の中より 浴槽に落ちし雫の音 響きけり
24
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