詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
やさしさは掻かれた路肩の雪にある枝に干された手袋にある
25
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夢士
雪解けて出会ひし花の名を問へば星の瞳と応え微笑む
19
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へし切
みそらには花ぞ散るらし奥山のはるか雲居は春にやあらむ
22
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石川順一
雪降れば二度寝三度寝惹起する虫歯や皮膚が少し気に成る
10
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石川順一
夕食の直前スイートデニッシュを食べるたまにはこんな日もいい
10
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恣翁
数珠を揉む 清かな響き緩やかに 夜籠る堂に 厳かに冴ゆ
15
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千映
箸置きの雪うさぎの目可愛くて友との会話スムーズになる
10
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舞
幼な子の雪掴まんと小さ手を伸ばしよちよち歩む立春
11
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詠み人知らず
ともだちに愛称よびをもらうたびわたしは私を定着させうる
14
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へし切
消えあへぬ日陰の雪を恨みても春はふふみて足踏みしおり
21
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へし切
売れ残る大量廃棄の恵方巻さても愚かと鬼も呆れる
26
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石川順一
マット紙のハガキサイズに印刷しジムジョーンズを思い出したり
9
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滝川昌之
陽だまりをスズメに譲り目を細め老婦はいつの冬を見つめる
37
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詠み人知らず
妻よりも遥かに熱く見つめ合う寺門アナは私を知らず
25
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葱りんと
昨日の豆の残りをポリポリと 食べながら聞く立春、芽吹けよ
13
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秋日好
庭は春河原は早春屋内はまだまだ冬で心は厳寒
17
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もぢずり
冬晴れの風が枯れ葉を集めくれお禮言ひ言ひ初仕事終ふ
10
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詠み人知らず
もの思う夜を越えない詩はないこぼれる祈りと弾く夜想曲
15
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吉野 鮎
蝋梅の薄萠黄色朝影に俯きささやくゆかし薫りを
17
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舞
ふるさとの冬を思えばひとり立つ深山に埋もる草木の塔
10
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