詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
歌よみてふける冬の夜深々と月は欠けゆき下限となりぬ
13
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滝川昌之
友人は運動公園の一角でポニー乗馬を視る公務員
19
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石川順一
左側口内炎が出来て居る歯が当たる度自覚させらる
8
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石川順一
伊勢ののり小腹が空く度食べにけり説明紙に夫婦岩の絵
15
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
240
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詠み人知らず
妻と娘の三角形の食卓のトークの死角にて手酌酒
11
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詠み人知らず
ストーブにモツを煮ながらとろととろ三十一文字の宇宙を旅す
15
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詠み人知らず
春風をふくみふくらむ白鷺の羽ふうわりと浅瀬へおりる
78
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詠み人知らず
視力ではなく心眼に世を視れば蝶ルラルルル音楽を舞う
14
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詠み人知らず
ラップされ冷めた夕飯食らいつつゴメンと今夜言おうと誓う
15
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詠み人知らず
アイコンの顔に太目は予想せずきもちのけ反るハチ公の前
13
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詠み人知らず
正常は多数の謂かひきこもる部屋に詩を書く少年の日々
32
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詠み人知らず
告白と別れを同じ口に聞く必勝鉢巻き解く間もなく
11
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詠み人知らず
丸顔で小太りだったキリストの笑い上戸は世に伝わらず
10
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詠み人知らず
天気どう?聞かれて気づく予報士のスマイルだけを追っていた目に
12
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詠み人知らず
ニュートンは林檎に俺は湯上りの妻の乳房に引力を視る
17
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詠み人知らず
「おかわりはありませんか」「ええ、まったく」30年を頭痛と暮らす
18
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月虹
しなやかなワルツ生み出す曲線の背骨一つひとつの魂
49
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藍子
病院の景色を四角く切り取ればそこに見えるは氷点下の庭
11
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西村 由佳里
どこまでも言うこときかない君のためみそ汁作っておにぎり握って
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