詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
初冬の 陽の当たりたる壁の上に 残りし蠅の 眼に留まりけり
20
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恣翁
舳へと 止まぬ秋風の作用受け 振る竿背き 衣打つなり
19
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夢士
居酒屋の窓とふ窓やどの店もブルーの波の海の中かな
13
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夢士
初冬やもみじ織りなす鎌倉へ古稀を祝いし友垣集う
15
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inosann
心中の負の感情を溢れさす心の底の正の感情
23
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へし切
ひそやかに置かれた場所で咲けばいい星が夜空に輝くように
26
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横井 信
駅前で 銀杏並木の 衣替え 電飾まとい もうひと仕事
16
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横井 信
思い出を サルベージして 湧き上がる 言葉響かせ 広がる世界
10
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灰色猫
瞬刻に崩れる牙城のその音は弾け切れゆく弦の音に似て
15
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灰色猫
コバルトの地中海より吹き抜ける風に色づく檸檬のひかり
15
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夢士
通勤の電車の窓の吾が顔や昼の疲れを持ち帰り行く
19
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石川順一
点滅の末に停電するルーム締め切り過ぎれば悪魔が来たり
9
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石川順一
ぞんざいに呼び鈴押され開けに行く玄関に居る家族の一人
10
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滝川昌之
冷え込めばまた深み増す冬紅葉 夜中見つめるストーブのように
26
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吉野 鮎
きみが歌吾裡に燈せしあくがれよ歸りまつ日日育む萠へし戀芽を
15
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葱りんと
会釈だけ していた方と 「冷えますね」 初めて言葉を 温い交流
16
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夢士
通勤の電車遅れし地下ホーム人人人の渦や怒れり
15
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紫草
みどりから黄味がかりゆく檸檬の実手のひら伸ばす幼子ふたり
19
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詠み人知らず
泣くなよと髪なでし君の温もりに泣くより他に手だては無くて
23
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日置鳩子
さえずりに色のあるなら晴れた日は七彩だろう箸墓古墳は
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