万陽のお気に入りの歌一覧
inosann
時折に川面に音をたてる魚夕映え見たさか おそらくは鯔
24
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まあさ
亡き義父の 最後の痛みを 思いつつ ひとり静かに 線香あげる
27
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コーヤ
花群れる くちなしの香に 包まれて 山の彼方の 富士仰ぎみゆ
30
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コーヤ
幾重にも 花弁重ね 着飾って 大き牡丹の 静かな定まり
24
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灰色猫
コーヒーに溶かされゆく砂糖にも忘れられない故郷がある
21
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灰色猫
正月の餅に走ったひび割れのごとき誤解で砕ける関係
18
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滝川昌之
かけだして後先も見ず潮風の空へ放ったコンバース白
25
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新座の迷い人
明け方に ベランダに出て 眺むれば 淋しく光る 上限の月
11
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詠み人知らず
古の 畑潤しける細川 鯉跳ぬる瀬に 白鷺舞へり
18
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舞
子を抱き歌聞かせつつ若母の暮れゆく街に声やわらかく
11
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伏間かづき
セルフ式うどんに載せた茄子天の歯型通りに割ける素直さ
11
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松本直哉
あした咲き夕べしをるるものながらなほうつくしきロンサールの薔薇
15
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コーヤ
紫陽花の 雨待つ蕾の 青の色 一雨ごとに 青鮮やかに
20
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灰色猫
もういいよその一言が背中押す老老介護の無理心中の果て
20
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まあさ
ソプラノで 奏でる鳥の さえずりと 風がやさしい 週末の朝
25
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inosann
子供等の幸せ願い悩むとは無常の幸と思える日が来る
22
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滝川昌之
夏場所の打ち出し後の隅田川ひと波すくう両国の駅
21
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滝川昌之
野イチゴを探し歩けば先導のテントウムシがはりきって飛ぶ
28
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詠み人知らず
電柱の影を探して陽を避けて 人は季節に 越されるばかり
25
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沙久
表でも裏でも全部知りたいの貴方にまつわるエトセトラなら
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