万陽のお気に入りの歌一覧
inosann
解すより縺れた糸も切るが良い人の縁も国の縁も
22
もっと見る
沙久
いつだって恋は全速力だから 痛い、痛いと涙がつたう
23
もっと見る
りつ
朝露に 濡れたトマトを 丸かじり 青臭さ、夏、白いワンピース
7
もっと見る
律月
母 眠るわたしの横に腰かけ何を想ふか 泪なりけり
8
もっと見る
まあさ
紫陽花と でんでん虫は 梅雨空の 優柔不断な 態度に悩む
26
もっと見る
コーヤ
コツコツと習い続ける書の道で極め咲かせる時を夢見て
18
もっと見る
沙久
「七月の恋は実りませんから」と吾を指差し神様笑う
20
もっと見る
詠み人知らず
庭に咲く青白ピンク傘の花家族の笑顔浮かびてきおり
22
もっと見る
千映
合服と夏服のいるこの季節箪笥に余る服が笑うて
14
もっと見る
inosann
名も知らぬマーチに合わせて食品をスーパー袋に次々入れる
33
もっと見る
詠み人知らず
藍色のカップに香れる珈琲と雨音だけを楽しみており
25
もっと見る
千映
詠めない日無理して詠まぬそのつもりそれも何だか寂しいもので
15
もっと見る
inosann
少しでも濡れさせまいと差し掛ける運転席より妻の出るとき
20
もっと見る
まあさ
梅雨雲に ハグされたいと 紫陽花が でんでん虫に 打ち明ける朝
32
もっと見る
滝川昌之
雨が止み山吹色の枇杷の実の朝陽の中で艶めく産毛
31
もっと見る
なかしぃ卿
ビルの群れ立ち並びたる墓石のサラリーマンは其処で働き
9
もっと見る
滝川昌之
父さんがうれしがるから思い切りかまえるミットの笑顔めがけて
25
もっと見る
まあさ
数年に 一度のわりで 父の日と かぶってしまう 結婚記念日
23
もっと見る
恣翁
ジャガ芋の芽をも 思はず使ひてし女や 命の惜しくもあらむに
16
もっと見る
灰色猫
君と見た月の光はかわらずにあの日の面影よみがえらせる
21
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[37]