万陽のお気に入りの歌一覧
九條千鶴
柔らかなレンゲ畑の毛布から顔をのぞかすホトケノザたち
9
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みやこうまし
公園に赤白黄色 子らが舞い 共に咲き添うチューリップかな
12
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みろく
肩を抱き駆け寄る子を見て交わす笑み 高さの違い まだ覚えてる手
27
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滝川昌之
邦題で覚えた古い洋楽が錆びつく胸を十五歳にもどす
22
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千映
花散らす憎き雨風もう少し眺めていたいこころ知らずか
8
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滝川昌之
すれ違う 犬の鼻先 花が付き なかなかとれず クルクルまわる
22
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詠み人知らず
恨みわび 泣き濡らすほどに 思い兼ぬ さだめの恋や 巡り合はるる
14
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灰色猫
人々を縛りつけてる経典を破り捨てては千羽鶴へと
21
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吉野 鮎
癌に逝く人と約せし故郷の山登る夢 ゆめのまにまに
10
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び わ
空襲で母に手曳かれ逃げ惑う月は見ていた爆弾の雨
12
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秋日好
買いたての金魚の餌を浮かべても上がって来ない新入り五匹
16
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滝川昌之
想い出す夢多かりしあの頃に友と歌った学生時代
17
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滝川昌之
母の味父の小言を思い出し一人食べてたのり弁の夜
18
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月虹
舞い落ちる秒速五センチメートルのさくらひとひら 君が恋しい
63
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詠み人知らず
粛々と仕事おわらせ乱れ初み着崩すスーツ青芝桜
7
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安井シンゴ
わが歩幅九〇センチを 積み上げて 見ゆ月までも 届かんと欲す
7
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inosann
それぞれの人の流れは改札で整然となりぬ静岡駅にて
16
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みろく
足元に梅の花びら 見上げれば軒端の猫が爪研ぐ三日月
28
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千映
春という文字を背負いて庭仕事ドンドン体動く幸せ
19
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リクシアナ
傷負うた蝦夷鹿佇む松林春の吹雪が鹿の子と紛う
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