金木犀のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
老鶯の消えゆく声のせつなさが雲に届いて梅雨がはじまる
29
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松本世一
言葉では伝わらないとわかったらなにも言えない、舌が渇いて
6
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矢島 聡
生まれ出る 夜の谷間の 間から まだ眠い私 山鳩が啼く
7
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沙久
そこにのみ光が宿る訳じゃない 君のまわりに、ほら、幾つもの
19
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青き銀椀
苗そよぐ植田すずしき風吹きて隣の田植ゑ二列目をゆく
6
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ながさき
法華経は 全ての人の 生命に 仏界在りと 宣言し給ふ
26
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詠み人知らず
目をふせて恥じらうように黙り込む昭和の香る茶房の二人
37
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コーヤ
「良い香り」母と楽しみた遠き日の記憶の中の山百合のはな
17
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士心
沙羅双樹の白き落花を愛でる君に 夏椿たる別名をきく
10
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青き銀椀
今日の事互いに話して終えられた一日の母と一日の私
9
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藤久崇
日一日 日次に接げる 水月の 雨と睦ぶる あじさいの花
16
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青き銀椀
梅雨の夜の流るる小川手前より見上げて無きぞ上弦の月
7
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藍子
初恋は窓からそっと見てるだけただみずいろの手紙を胸に
27
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葱りんと
缶コーヒー 38円 車内にて 独り微糖の 甘い息吐き
14
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石川順一
パソコンはリアルタイムで反応しリアルタイムでフリーズもする
12
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石川順一
特別な春の草々抜く任務十字架多き猫の恋かな
14
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千映
四軒のバラ好き角地で競争す道行く人はゆくりと愛でる
14
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夢士
うたのわに歌詠み続け今ここに頂く拍手二万を超ゆる
31
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灰色猫
ワイシャツの口紅愛し昨晩の秘密をひとつ手洗いをする
18
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灰色猫
夏空に遊び疲れて日に焼けた翼を僕ら浅瀬で洗う
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