金木犀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
腕の中 君の匂いと相俟てる ラストノートに吾が雌 覚めつ
19
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舞
見るひとを待つこともなく野の花は命かけ咲き人知れず散る
20
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inosann
菓子袋尻から開ける母のこと亡くした今も時折想う
29
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野々花
水無月の風の行方を見守れば私の瞳が緑に染まる・・・
22
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安井シンゴ
薄雲の覆いし午後に雨匂う雨もまた良し傘確かめる
11
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安井シンゴ
右左交互に出さん山ありて谷あるごとき今を駆けゆく
9
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まあさ
疼痛に 耐えつつ全て 片をつけ 支度整え 旅立った義父
22
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千映
緑濃き欅並木のシャワー浴び知らず知らずに蘇生されてる
26
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詠み人知らず
寂しげな母をみるのが辛いから眠りにつくのを待ちて部屋を出る
32
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中野美雄
朝の日に茅白穗の輝ける みち分けゆきぬ その草深野
14
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中野美雄
山越しに來鳴き響動もす朝鳥を逝きにしきみの聲と偲びつ
16
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滝川昌之
トリ年に生まれたパンダは空を飛び日本全国幸せ運ぶ
24
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中野美雄
殘月ゆらす早朝勤務の自轉車に田雲雀鳴きそめ陽炎の立つ
12
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吉野 鮎
遊びしてローカル線の無人驛降りたてば風アカシアのかほり
19
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吉野 鮎
青き實の淡き甘さはくちびるにあまやかな風うなじ撫でゆく
13
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灰色猫
神という偶像抱く少年は命を投ずイマジン知らずに
14
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コタロー
六月の池の水面を流るるはベートーベンの田園風景
6
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コタロー
紫陽花の咲きたる池のコンサート音の調べに鯉がはねたり
7
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石川順一
太陽がルールを守り辛くする私の青空隠れ気味なり
17
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朔夜
さびしさに己あやめるかなしさよそれでも君は君を裁くか
6
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