金木犀のお気に入りの歌一覧
桐生賄
友の言う「明けない夜はないのだ」と だから負けじと前向き歩く
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滝川昌之
日脚伸び 稜線遠く見上げれば 空朱華色 鳥帰りゆく
16
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絮谷新
「夜だね」と蝙蝠傘を擴ぐればたちまち渡る寺の鐘の音
14
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あふひ*・○・*
節分の赤の幟をかき分けて床に臥す子の本買いに行く
18
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藤久崇
鮫を喰い 熊を殺せる 人なれば 作りし犬猫 野にも捨てつつ
20
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鴎
青春の瞬く夏を思い出し大人になった春の憂鬱
8
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舞
前歩むオッサンの肩うつむくに同じ荷を負う我が背の続く
11
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万陽
世迷言 並べたくなる 憂いの日ラテを啜りつ ため息ひとつ
15
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野々花
淋しさはひとりの二乗二人にはなれないままに眠らせる夜
23
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リクシアナ
フランネルの雲やわらかく薄日おび風にひらめく冬の空色
28
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まあさ
寒負けの 五臓六腑に しみてゆく 温しうどんの お出汁の香り
28
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コーヤ
ご先祖の 歴史の紡ぎ あるうえで 生まれし命 尊きもので
20
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沙久
時・場所を選ばず起こる列島の地震知らせるスマホも揺れる
19
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詠み人知らず
清純派 きれいに見えども中黒し 見かけにあらず女の魅力
17
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詠み人知らず
見上ぐれど雲立ち込めて闇黒の月のうたごえ待ち明かす夜
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雪柊
刻まれた皺が増えても母の手はずっと変わらぬ慈しみの手
23
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吉野 鮎
春まだき風のそよぎに寄り添ひて陽の光まう春日野の原
11
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inosann
笑む友の遠方より来る砂浜で富士をバックに写真におさまる
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なかしぃ卿
年老ゐて天氣と景氣と病氣のみ會ふごと話すネタも尽きたり
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詠み人知らず
蛇口から出る冷水よ湯になれや あわわあわわと 震えつつ待つ
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