吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
KEN
明王の 眞言見るや 不動瀧 蒼き焔の 如く凍てつき
10
もっと見る
名鈴
暗紛れ 我が謀り事 終ふるまで 知らず顔にて ゆめ漏らすまじ
7
もっと見る
名鈴
守り来たる 心汚すも 引き替へに 所得べしと 願ふ浅はかさ
9
もっと見る
名鈴
饑るきに 食にはあらで 笛のみを 与へし神の 心量らるや
11
もっと見る
滝川昌之
老いるとは学ぶ心を失くすこと前を向かずに振り返ること
19
もっと見る
滝川昌之
新婚の時もなかったペアルック妻と揃いのマスクで果たす
22
もっと見る
滝川昌之
影長き冬のグランド サッカーで追われるボールの影も愛しき
13
もっと見る
滝川昌之
氷雨とて嗄声のごとき裸木の枝擦れの音の一つも抑え
16
もっと見る
滝川昌之
シャリシャリと舗道に立てば霜柱ラバーソウルが砕く煌めき
13
もっと見る
Chico
差し伸べる 花も葉もなき枝なれど鳥の憩へる明日を信じて
12
もっと見る
Chico
眼があつてしまふ天體望遠鏡がガリレオをたくましくする
12
もっと見る
Chico
棒立ちの我を透過し 人々や けぶり行き交ふみゆき通りに
12
もっと見る
灰色猫
天にまで届かむ塔を築かむといつか崩るる祝ひの日まで
13
もっと見る
灰色猫
冬空に投げ捨てられし空き缶の心地のわかる凍ゆる想ひ
13
もっと見る
灰色猫
寒波来る予感の小夜に冴え冴えと睦月の月は鋭さを増し
17
もっと見る
可不可
専門家と客商売の板ばさみ 永田町に降るアスピリンの雪
7
もっと見る
灰色猫
海に浮く海月のように生きたいな漂うままに歌を歌って
12
もっと見る
灰色猫
この先は滝があるよとおばあさん清流に浮く桃に教える
10
もっと見る
灰色猫
浮く時も沈んでしまう時もあるその真ん中に安らぎはある
10
もっと見る
灰色猫
風花に忍びし花も花なりに雪に埋もるる覚悟もあらむ
9
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[499]