吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
横井 信
沈みゆく夕陽にうつる長い影 そっと引き連れ枯れ野を歩く
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横井 信
暮れなずむ冬の街角 枯れ草の中で眠れる土のぬくもり
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横井 信
霞抜け朝陽の遊ぶ野ざらしの駅のホームに氷がひかる
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横井 信
ベランダにみぞれまじりの雨の降る暗い朝でも暦はすすむ
8
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さいおん
去年波不見 斑々乃 沫雪乃 布里往吾波 幾歳見奈牟
10
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さいおん
沫雪波 行莫々 雖彷徨 謹不知波 其行方鴨
10
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灰色猫
占ひに摘まれし花も片恋の想ひを寄せし風もありけむ
9
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灰色猫
清かなる蛍のごとき憧れが飛びはじめしが夢になりしぞ
10
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灰色猫
夏の夜の花火に恋し海面を浮遊しながらひかめく海月
9
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灰色猫
あまりにも深く愛してしまったら修羅へと落ちる事もあるのよ
13
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灰色猫
樹を愛すことが出来るということは地球も愛せる証明だろう
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ななかまど
どれだけを生きたら素なるわが姿うつせるだろう俗世の鏡
8
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ななかまど
低き空ささえしようにプラタナスかたくなに立つ寒風の路
11
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ななかまど
船出する一都三県なみ高し視界は悪く夕風の立つ
12
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ななかまど
人間は住み良きものかウィルスよ何が目的どこへと帰る
7
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ななかまど
抽斗に熟成させし言の葉が芽吹かぬままにひととせの過ぐ
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KEN
燈を消せば 闇に浮かびぬ 雪あかり 二重の玻璃 頬うつしけり
7
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KEN
風は魔女 木立は箒 寒の朝 風花掃ゐて 光る蒼かな
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KEN
雪鏡 寫らぬ夢と 知りつつも 風に紅さす 花もありけり
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KEN
手招きの 遊女のやうに 虚ろなり 籬に咲きぬ 山茶花の色
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