吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
KEN
鬼籠る 安逹が原の 陽は朧 暦ばかりの 春の吹雪に
12
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つばす
霜降りた零度の大地に陽がさして ぬかるみ上に足跡点々
7
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ななかまど
これほどにコロナ以前のわが生活ありがたきこと今更に恋う
11
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滝川昌之
シャンプーをいっぱい買って春一番 埃の中の季節(とき)に触れたし
16
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へし切
明けぬ夜も やまぬ雨とてなき世にも 神ぞ鎮める悪霊の闇
13
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灰色猫
ほかほかと湯気立つ畑の畦道に芽生ゆる草と春を待ち侘ぶ
12
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灰色猫
死につきて生くるにつきて想ふとき命あふるる海に呼ばるる
10
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灰色猫
絶望の痛み語らふ刻まれし手首の傷を認め合いつつ
11
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灰色猫
神様に見捨てらるとも肉体が朽ち果てぬとも君を想はば
10
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灰色猫
地球儀に絆創膏を貼りゆかむ苦しむ国に祈りの如く
14
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へし切
心ある者は 心を知るといふ 信ある者は 信を知るなり
17
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秋日好
下山する暇なく尾根を縦走し次のピークを覚悟するべし
10
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秋日好
冬枯れの庭に手を入れいつ誰が見に来れるのか霧雨に訊く
11
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秋日好
立体の地球儀型のジグソーはピース外れて君を偲んで
11
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へし切
冬なれば ハットを被りダンディーに 老いをお洒落に 老いを楽しく
23
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滝川昌之
何年か過去に戻ってやり直す それは要らないこの人生で
14
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可不可
人為淘汰 ひとが人をも 未だ 改善の余地ある 黒歴史
7
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わかばみち
書き付けや書の手習いが時を経て国宝になる古代の木片
12
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橘
ご機嫌をとるかのような晴天に形骸だけの家を見巡る
9
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秋日好
足元の昨夜の氷解けぬ午後ガーデニングに勤しんでみる
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