吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
ひさびさの休みの日には会いたいな海を眺めてやさしくなろう
12
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灰色猫
雷に裂かれてふたり別るともいつかは雨も虹を咲かさむ
13
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半格斎
靜けさの中に手持ちし蝋燭の 火先ゆらぎて聖夜なるかな
12
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半格斎
朝餉終へ街の外れの湯屋のなか 指の先から凍み溶け始む
10
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KEN
凍えつつ おぼろの燈り 十三夜 眠る櫻の 淺し夢かは
7
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KEN
凍えつつ おぼろの燈り 十三夜 眠る櫻の 淺し夢かは
9
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KEN
風花と 柴の烟に 暮れるかも 大つごもりの 山かげの里
5
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KEN
時さへも 留めむとすや 凍てつきて 月研ぐ夜の 明くる逢瀬は
12
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KEN
溶け落ちる 雪の雫音 百萬遍 古きみほとけ たたずむ小道
11
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滝川昌之
大吉のごとく引いては山を盗る坊主めくりの小野小町よ
18
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滝川昌之
ごく稀に妻に感謝を口にする稀では嫌だと照れる彼女へ
11
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滝川昌之
産まれたての仔馬のごとくおぼつかぬ襷つないで崩れる脚は
20
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滝川昌之
「今年こそ」を「コロナ後」に変え様子見の「会おう」を告げる友の賀状よ
16
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葛城
ゆずりはの繁きを手折り差し飾る行き来る年に思い馳せつつ
22
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名鈴
枕付く妻屋のうちの恋衣 忽ちあつくなりにけるかも
10
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名鈴
好きなもの 咒ふか殺すか争ふか 何れを選るや 問ひ詰めらるる
8
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さいおん
正月立 年波雖明 烏玉乃 闇波清 情鬱悒
13
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さいおん
手づつなる笏紙の文字あさましく拾ひまうけて札にして持つ
16
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恣翁
風呂の戸を あけてめでたき姫始め 我を忘れて 湯気に上気せぬ
6
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ななかまど
柔らかな起伏をみせる雪原に穏やかなれとひかり弥栄
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