詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
春咲
明けぬ夜も世にはあるらし 愛し子を知りて知りたる悲しきことわり
18
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うすべに
両腕に野の花抱いて旅立った かかえきれない未来残して
13
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へし切
春くれて山はほのかにあさみどり色をうつして咲ける卯の花
26
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falcon
メーデーの旗なきちまた改元の騷ぎをよそにレジ打つ娘
9
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吉野 鮎
今朝來啼くうぐゐす獨り幼きをみぢか囀りはにかむほどに
12
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ななかまど
代掻きを終えし田の面に風たちて濁りたる波畦超えんとす
13
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幸子
皆知らぬネズミモチとふ名も花もその香のいかにかぐわしきかも
22
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KEN
懷かしき 幼き頃の 夢に覺め 唄の續きを ラジオより聽く
11
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恣翁
初夏の 青葉の陰に沈みたる 午後の通りの 眠りたるかな
14
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西村 由佳里
アルバムに貼ってノートに書き留めて旅に終わりを告げた今日の日
4
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滝川昌之
若竹の皮で包めばおむすびに防菌効果と初夏の移り香
22
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へし切
雪解けのほそき流れを集めきて 大河滔滔 大地を流る
18
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青き銀椀
古に習ひて継げるめづらしさ心ばかりのあとと残れる
15
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横井 信
クスノキを訪ねた街で巡り会う小さな花の優しい香り
14
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千映
鴨川を等間隔に二人ずれ七十路なりても憧れのある
7
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滝川昌之
湯船からまだ人肌の菖蒲出し ゆく季節(とき)を知る夏の立つ朝
23
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詠み人知らず
在りし日の青い瞳に魅せられていつしか彼より歳上になる
5
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へし切
あらたしき春をふたたび迎ふ日のしぐれ静かな和むこころに
25
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ななかまど
気を揉みて咲きだしたるや八重桜八十八夜の夜露に竦む
8
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吉野 鮎
あま音に令和の零時は起ち上り祕めやかにカミ闇を濡らしむ
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