蔓葵のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
尊厳が脅かされる義母はまだ持てる認知を手放さずいる
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うすべに
ビルの群れ 空をせばめたいいわけに山の写真のショーウィンドウ
13
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宇佐木芙和子
三歳ぶり訪ねし うたのわ の苑にゆかしきかたよ どうぞよしなに
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痴光山
梅雨つたふ花菖蒲の咲きしなだるは和装の襟元ほぐす乙女子
8
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ななかまど
こんな日は咲くのよそうか朝顔は見上げておりぬ梅雨寒の空
11
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小林道憲
残業を終えて帰りし我が家の灯りうれしき夫影大きく
5
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舞
何処からか妻の摘み来るみどり葉の何色に咲くつぼみ紫陽花
8
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へし切
戦争の悲惨な記憶が消えてゆく 礎に刻むその名は悲しも
13
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うすべに
田鏡も稲のみどりにおおわれて 豊作いのるたこの酢のもの
7
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滝川昌之
愛犬が逝っていつもの散歩道たるみ引っ張るリードが見える
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滝川昌之
長靴と傘が歩いているみたい小学生の梅雨の行進
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松本直哉
スマートフォンかざしててらすぬばたまの闇の奥処にひかる猫の眼
5
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横井 信
雨の降る夜の田んぼに鳴く虫のカエルと競う明日の天気
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なりあきら
いつになく 光やさしき 朝なので 光る人にぞ あはざらめやは
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舞
この地へと鎮め弔へ言霊を遺して哀しうたびとの墓
11
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へし切
いちはつの花咲きいでて 梅雨の間の 眺め暮らせば 草のいきれよ
15
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睡密堂
気に入りの靴で歩こう不意打ちが足元掬う人生だから
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KEN
その人に 降る陽美し 両の手に をさなご繋ぎ まろきお腹の
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び わ
千葉地方あちらこちらを散策す豊かな緑雨がしとしと
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痴光山
鳥、虫よ空、草陰から観る世界詠んで教えて 歌会しよう
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