蔓葵のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
少なめの花粉飛散に季を戻す冷たき雨も鼻下に染み入る
13
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さいおん
南乃 冬乃夜空乃 丈夫波 人不所知随 日尓将隠
12
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滝川昌之
芽吹き出す淡き緑を撫でゆくも時に厳しき春浅き風
21
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灰色猫
人生に絶望したなら手紙をさ神様宛てに書いたらいいさ
10
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灰色猫
大丈夫もう泣かないと天国の君へと宛てて手紙を書こう
12
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灰色猫
人類の最後のひとりになる人へ宛てた手紙を託しましたよ
11
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灰色猫
君宛てに書いた手紙をフェンダーで歌ってみたら愛丸出しさ
12
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へし切
小さな手 小さなスプーン ヨーグルト 孫のしぐさのすべてが愛ほし
13
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滝川昌之
春ならば駅との別れ愛着の学舎社屋の最寄りの駅よ
17
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夕夏
ふゆざくらきせつはずれのくるいざきほんのりあかくほほそめあげて
9
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へし切
古るびたる 雛遊びのひな飾り 過ぎにしかたの恋しきものを
17
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滝川昌之
「対面で飲みたいです」と子に言われ同じセリフを仏壇に置く
20
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うすべに
縁側で杉の香りにまどろめば 掛け念仏の声遠ざかる
11
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滝川昌之
その日まで売れていかねば店先の雛段にいて願う花桃
19
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へし切
老いぬれば 孫を抱きぬ喜びに 浸れることは命なりけり
12
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へし切
コロナ禍の 五輪に使う金あれば 仕事を失くした人々のために
16
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夕夏
さみだれをあつめてはやしもがみがわいかにとどめむかんきうらはら
5
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滝川昌之
曇らずに意地で吹き出す加湿器へ役目過ぎたと諭す北窓
17
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うすべに
苔筵 雄蕊つややか散り椿 枝垂れの梅の滝を見上げる
5
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へし切
近頃は 家電の もの言ふ世にあれば なれば聞きたし君が呼ぶ声
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