詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
キタハラ
もう二度と降りることなきバス停で雨に打たれる面接帰り
40
もっと見る
藍子
どうしても手に入れたいと思った日ハンドル切れば一緒に逝ける
17
もっと見る
詠み人知らず
香水をきつめに付ける後悔が今更一つ増えたっていい
15
もっと見る
詠み人知らず
ひらがなの「ら」の字を描くように散る桜の花びら ららららららら
40
もっと見る
絮谷新
音の無きメトロノームの振幅を内に感じて靴を揃える
29
もっと見る
詠み人知らず
白菜を干す日輪のやはらかき母の浅漬け思い出したり
23
もっと見る
優器ルミネ
赤く色づく頬ですら僕の方向いてくれない何処へ行こうか
5
もっと見る
美緒
親のもと離れて暮らしふと気づく愛で見守り愛で縛られ
17
もっと見る
まつり
あ、朝だ、それでね、わたし、きみのこと、・・・続きは今度の夢で話すね
8
もっと見る
まつり
戯れに結び ほどいた此の恋も 弔うための名前が欲しい
12
もっと見る
詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
もっと見る
村上 喬
行く川の泡沫のごと僕たちは語り尽くせぬ夜を重ねる
24
もっと見る
葱りんと
タンポポの花束笑顔で差し出して 「お母さん好き」私も好きだよ
62
もっと見る
洩矢転石
「さよなら」も「あいしている」も言えないでいったいそれで歌人だろうか
4
もっと見る
西村 由佳里
パソコンにまたねと言って出てくればぬくぬくとした秋のお日さま
8
もっと見る
村上 喬
午後の雨 傘もささずに行く君は玻璃のたわみに踊るがごとく
18
もっと見る
まあさ
自信家の君の内なるストレスを午前三時の歯軋りに知る
82
もっと見る
工藤吉生
石ころが海の底へと落ちてゆくさまを思うよ今日のおわりに
9
もっと見る
千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10